• ホーム
  • 肌の構造からみるトレチノインの働き

肌の構造からみるトレチノインの働き

肌は大きく分けて表皮、真皮、皮下組織の3つの構造から成り立っています。
私たちが皮膚と呼んでいる部分は、表皮と真皮からなる部分であり、その厚みは0.4~1.5mm程度と非常に薄いことが分かります。
表皮は直接、外気や服に触れる部分でバリア機能としての役割があります。
また真皮にはコラーゲン繊維とエラスチンが皮膚の弾力を保つ役割をし、その隙間には水分やヒアルロン酸が含まれ肌の水分を保つ役割を持ちます。

シミやソバカスの原因になるメラニン色素は表皮構造の一番下にあるメラノサイトで作られ、シミやソバカスをなくすためにはメラニン色素を表皮構造の一番上にある角質層まで押しやり、剥がれ落ちてもらう必要があります。
もともと約4週間かけてターンオーバーを行うことで新旧の肌を交換します。
トレチノインは表皮の細胞の活性化をさせる働きがあり、約2週間で強制的にターンオーバーを行うことの出来る薬です。
トレチノインは肌のターンオーバーを短くすることでメラニン色素をどんどん上に押し上げるだけでなく、強い漂白作用でメラノサイトに新しいメラニンを作らせない様にすることもします。
結果、表皮はメラニン色素を排出された白い肌を手に入れることが出来るのです。

トレチノインはその効果が非常に高いと言えます。
そのため自己判断でトレチノインの量を増やしたり減らしたりすると、炎症を起こしたり思わぬ色素沈着を起こす可能性もあるので、医師の指示に従うことが必要です。
また新しい肌になるために細胞が活発化されている肌は乾燥しやすくなってもいるので、刺激の弱い化粧水やオイルを使用すると乾燥対策になります。

結論としてトレチノインは肌の3構造すべてに働きかけるのではなく、表皮の交換というターンオーバーに働きかける薬なのです。